前回はFIRE生活中の生活費を算出した後、
その生活費を確保するために必要な資産額を算出しました
具体的には
資産額 | 取崩し率 | 年額 | |
生活防衛費 | 200万 | 0% | 0万 |
積立NISA | 2000万 | 4.0% | 80万 |
国内株 | 2000万 | 3.5% | 70万 |
米国株 | 800万 | 3.5% | 28万 |
合計 | 5000万 | 178万 |

この5000万円分の資産にiDeCoと各種株主優待です
計画1・FIRE前とFIRE後の生活費を算出する
計画2・FIRE後の生活費を賄うために必要な資産額を算出する
計画3・必要な資産額をどのように配分するか計画する
計画4・必要な資産配分に達するための積立プランを立てる
今回はFIRE計画の計画3・必要な資産額をどのように配分するか計画してみます
もう既に大枠で資産額を配分していますが、もう少し細かく資産の中身を考えてみましょう
まずは積立NISAの中身です
積み立てている商品は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です
全世界株式(通称・オルカン)の中身はというと、

2023年1月時点での構成比率はこのようになっています
この商品を2000万円分保有したとすると
アメリカ | 62.0% | 1240万 |
日本 | 5.4% | 108万 |
その他先進国 | 21.5% | 430万 |
新興国 | 11.1% | 222万 |
こうなります
これを資産全体に当てはめると
預金 | 日本株 | 投信(日本) | 米国ETF | 投信(米国) | その他先進国 | 新興国 |
200万 | 2000万 | 130万 | 800万 | 1156万 | 454万 | 260万 |

こうなります
これだと分かりにくいので日本、米国、その他に分けてみましょう
日本 | 米国 | その他 |
2330万 | 1956万 | 714万 |

こうなります
個人的にはもう少し米国を増やしてもいいのですが、それなりに綺麗に分散出来ているのではないでしょうか?
ただ地域の分散は出来ていても、すべての資産がペーパーアセットな上に、
ほぼ全ての資産がリスク資産で、安全資産がほとんどありません
この資産配分で心地がいい人もいれば、全く安心出来ない人もいらっしゃることでしょう
りきお自身も、この先ずっとこのままの資産配分を目指すとは思っていません
ただ、こうやって資産形成の目的地を確認しておかないと、
目的地に到着したときに
「こんな場所に来たかった訳じゃない……っ!」
なんて事体になりかねません
途中で目的地が変わってもいいですし、途中で止まっても、その先まで進んでも構いません
でも自分が「どのような場所を目指しているのか」はしっかり確認しておきましょう!
では、「目的地(資産額)」と「目的地の情報(資産配分)」を確認したところで、
次はいよいよFIRE計画の最終回「目的地までの道のり(資産形成)」を解説していきます!
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