前回はFIRE生活に必要な資産額を分散し、
その分散した資産の中身まで細かく把握しようという話をしました
この分散の仕方に答えはなく、自分で心地よいと思える割合を探すしかありません
計画1・FIRE前とFIRE後の生活費を算出する
計画2・FIRE後の生活費を賄うために必要な資産額を算出する
計画3・必要な資産額をどのように配分するか計画する
計画4・必要な資産配分に達するための積立プランを立てる
今回はFIRE計画の計画・4必要な資産配分に達するための積立プランを計画してみます
まずは家計を見直し、現状で月にどのくらいなら積立を出来るのか把握しましょう
あとは個人の好みですが、現状の積立可能額を1.5倍~2倍の金額を
半年後から1年後に積立開始する設定がいいと考えます
もちろん積立自体は早い方がいいので、すぐにでも始めるべきですが
現状の積立可能額を増やすために節約によるコストカットや
副業やアルバイトによる収入アップを目指して行動するために
半年後から1年後に現状の積立可能額の1.5倍~2倍の金額で
計画を立てるのがいいかと思います
具体的には
積立(年額) | 積立(月額) | 年数 | 積立総額 | |
生活防衛費 | 12万円 | 1万円 | 16年 | 192万円 |
積立NISA | 120万円 | 10万円 | 16年 | 1920万円 |
国内株 | 達成済み | 達成済み | 0年 | 達成済み |
米国ETF | 48万円 | 4万円 | 16年 | 768万円 |
iDeCo | 27.6万円 | 2.3万円 | 16年 | 441.6万円 |
合計 | 207.6万円 | 17.3万円 | 16年 | 3321.6万円 |
月17.3万円の積立です
現在の積立可能額10万円の1.73倍としています
足りない7.3万円は配当金再投資、副業、アルバイトで賄うつもりです
お気付きかもしれませんが、この計画では運用利回りや増配率などといったものを一切考慮していません
具体的には元金1920万円を16年積み立てて2000万円になるための必要利率は0.5%です
米国ETFは為替レートの影響もあって正確に計算することは出来ませんが、
元金768万円を16年積み立てて800万円になるための年率も0.5%となってます
つまり16年というのは運用利回りほぼ0%での最大期間であって、
運用利回りや増配や副業の結果によって16年という期間は短くなっていくということです
もちろん運用利回りや副業の結果によっては期間が16年より伸びてしまいますが、
それは自分の努力不足なので仕方ありません
と、言うか本当に年率0.5%しかないのならインデックス投資なんてやってられないですね……
それとiDeCoの運用結果によっては60歳以降、地方に小さな中古一戸建てくらいなら買えるかもしれません
そうすれば住居費は更に安くなり、年金を貰える年齢になれば更に生活が楽になるでしょう
個人的なFIRE計画を例に計画の立て方を全4回に分けて解説してみましたが、いかがでしたでしょうか?
分からないところや、もっと詳しく解説をしてほしいことなどがあれば、遠慮なくコメントをお願いします
では次回は番外編、FIRE計画を達成したその後を計画してみましょう
FIRE計画も、FIRE達成までではなく達成後の計画もしておくべきだと考えます
帰るまでが遠足であるのと同様に、資産を使うまでが資産形成ですよ!
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