投資の旅へ出発する前に……投資のデメリット5選をしっかり認識しよう!

投資論
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待望の新NISA開始まで半年を切り、リアルで親族や友人からこんな相談を受けることが増えました

最近、物価も高くなって増税の話も聞くし投資ってした方がいいのかな?

みんなNISAってやつを始めてるってテレビで言ってたけど、どうやって始めたらいいの?

こういった質問や相談をされたときのりきおの答えは一貫して

投資をする必要がないのなら、投資なんてしないほうがいい

10年前からこうです

とはいえ、この一言で納得してくれる人は皆無ですし、これから新NISA関連のテレビ番組や動画や記事も増えてくるでしょうし、それに比例して相談も増えてくるでしょうから、「投資なんてしない方がいい」と考える理由をまとめておこうと思います

そしてその理由を聞いてもなお、投資を始めようと思う人のために後悔のない投資の第一歩を踏み出して貰うための準備をお手伝いしたいと思います

投資をしない方がいい理由5選

投資なんてしないほうがいいと考える理由は以下の5つです

1.運用結果がプラスマイナス0ではマイナスになる
2.精神的な収支はほぼ100%でマイナスになる
3.お金は使わないと常に価値が減っていく
4.株しか欲しいものがなくなる
5.たかられる(泣)

順番に解説していきます

1.運用結果がプラスマイナス0ではマイナスになる

投資界隈では有名な話なのですが、100万円を運用して+10%の後に-10%になるとどうなるでしょうか?

答えは「マイナス」になります

例:1
100万円が+10%→110万円
110万円が-10%→99万円

では逆に100万円を運用して-10%のあとに+10%になるとどうなるでしょうか?

答えは「マイナス」になります

例:2
100万円が-10%→90万円
90万円が+10%→99万円

ここに売買手数料などの経費がかかってくるので成績は更に下がります

これは売買を繰り返すデイトレやスイングで顕著になるので、インデックス投資や高配当株投資などの基本的に売らない投資ではあまり気にする必要はありませんが、覚えておいた方がいい資産運用の現実です

2.精神的な収支はほぼ100%でマイナスになる

運用益の結果に関係なく、精神的にはほぼ100%でマイナスになります

投資をしていると含み損は必ずと言っていいほど経験しますし、10年も運用していれば暴落の1回や2回は経験するでしょう

この時の精神的なストレスは相当なものです

人によってはそのストレスで家族や同僚との人間関係にも影響が出るでしょう

リスク量が過剰であれば夜も眠れない、ご飯も喉を通らない、仕事中も株価が気になって仕事が手に付かない……そういった場面も考えられます

また精神的なストレスは含み損を抱えているときだけではなく、含み益が出ているときにもかかります

100万円を運用中に10万円の含み益が出ているときも「運用しているのが200万円だったら……いやいや、借金や信用買いで300万円だったら……」など、いろいろ考えてしまうでしょう

そして翌日に下落したら、「昨日売って今日買い戻しておけば……いや、今からでも売ってしまおうか……」など本当に余計な事を考えて、それがストレスとなります

3.お金は使わないと常に価値が減っていく

最近話題になっているインフレや物価高の話ではありません

例えば子供の頃、夏祭りや縁日で500円や1000円のお小遣いを貰った人は多いでしょう

その時、あなたは何にお小遣いを使いましたか?

焼きそばやお好み焼きなどのごはん?クレープやりんご飴などのおやつ?一攫千金のくじ引きやかた抜き?

おそらく当時はワクワクしながら何に使おうかとお祭り会場を行ったり来たりして、値段を計算しながら全額使い切る方法を探し回ったのではないでしょうか

では、現在はどうでしょう?

夏祭りの日に会社からお小遣いとして500円や1000円を貰ったからといってワクワクしながらお祭りに出かけるでしょうか?

正月に3000円や5000円を貰ったからといって喜ぶでしょうか?

その程度の金額では銀行口座に入って生活費に埋もれるだけなのではないですか?

子供のころの1000円と大人になってからの1000円ではそれだけの差があります

同じ金額でも大人と子供とでは価値(満足度)が全く違います

また、子供のころの1万円分の経験と大人になってからの1万円分の経験でも大きな差が出ます

人生が100年として10歳の時に受けた1万円分の教育は、その後の『人生90年』に影響を与えますが、50歳の時に受けた1万円分の教育はその後の『人生50年』にしか影響を与えません

お金は早いうちに使えば使うだけ価値があると言え、逆に言うと遅く使えば使うだけ価値が減ると言えます

その中で、目に見えない価値の減少以上の運用成績が求められます

4.株しか欲しいものがなくなる

メリットでもあり、デメリットでもあるのですが、余剰資金は全て資産運用に回したくなります

これはある意味、余剰資金は全て欲しいものを買うために使っていると言えなくもないのですが、資産運用とはお金を増やすための手段であって目的ではありません

そして、お金自体も手段であって目的ではありません

つまり資産運用とは「目的を達成するための手段を増やす手段」といえます

手段が増えれば目的を達成出来る可能性も増えるでしょう

ですが、この『目的』が「手段を増やすための手段」である資産運用になってしまうという矛盾が出来てしまいます

それで幸せな人生が送れるのなら別に構わないのですが、DIYが趣味の人が道具を増やすだけ増やして何も作らずに満足するような矛盾を感じます

5.たかられる(泣)

半分冗談ですが、人によっては家族や友人に資産運用をしていることを話すのではないでしょうか?

投資とは個人競技であり、孤独なものです

SNSで仲間を探してもいいのですが、他人の運用成績や運用金額に嫉妬してしまって嫌になるかもしれません

また、万が一の相続のためや家族の貯金を運用するのであれば家族に話しておかない訳にはいかないでしょう

そうすると、運用益や配当金や株主優待目的でたかってくる人が出てもおかしくありません

誰彼構わず話さない方がいいのは確かですが、間違った人に話すと面倒なことになってしまうので気を付けましょう

まとめ

以上が投資歴15年以上のりきおが経験したり実感したりした投資のデメリットです

投資や新NISAをおススメする記事や動画では投資のリスクの説明はしても、デメリットまで説明されることは少ないでしょう

ですが、デメリットは確実に存在します

それでも、デメリットを理解してもなお投資の世界へ踏み出すというのであれば全力で応援します

それでは次回、投資のリスクやデメリットを踏まえた上で投資の旅へ出発するためには何を準備すればいいかを解説します

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